【グローバル・オポチュニティ指数】ベトナム、東南アジアの「輝く星」へ躍進
ベトナムは今、東南アジアの急成長市場の中でも「輝く星」として台頭しています。2024年のベトナムの実質GDP成長率は、地域内で最速となる7.1%を記録しました。2025年、ベトナムは引き続き地域トップクラスの実質GDP成長率を記録し、8.02%に達しました。

ミルケン研究所が発表した「グローバル・オポチュニティ指数(GOI)」において、ベトナムはGDP規模で世界第34位にランクイン。近隣諸国(カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン)の中でも、第3位の地位を確立しています。
経済基盤:ベトナム経済を支える核心的強み
投資家にとってのベトナムの魅力は、世界第5位に格付けされた強固な「経済基盤」にあります。
➡️卓越したパフォーマンス: ベトナムは極めて高い経済パフォーマンスを背景に、同地域グループ内で首位を走っています。
➡️有利な貿易条件: グローバル・サプライチェーンの再構築と良好な貿易環境が成長を後押ししています。インフレを比較的低水準に抑えつつ、製造能力の力強い拡大を実現しました。
➡️将来の成長ポテンシャル: 「将来の成長環境」カテゴリーでも高得点を獲得しており、長期的な持続可能性に向けた強固な土台が示されています。
金融セクターの深化と成熟
国内の金融業界も急速に成熟しており、「金融サービス」では世界第18位にランクインしました。また、「金融規模と環境」においては世界第14位に位置しています。この実績は、発展途上国の平均を大幅に上回っており、金融セクターが拡張性を備え、より高度化していることを反映しています。
投資動向と外資流入
ベトナムへの投資構造には明確な変化が見られ、外国直接投資(FDI)が主要な資金源となっています。
➡️安定したFDIの流入: FDIは外資流入の中で最も安定した要素であり、2015年から2024年にかけて、投資総額の53.0%以上を占め続けています。
➡️活発なM&A活動: 2021年から2024年にかけて、ベトナムのM&A活動は地域内で第3位(取引件数で13.3%、取引額で9.4%)を記録しました。特筆すべきは、クロスボーダー(国境を越えた)取引が件数の60%以上、投資額の80%以上を占めている点です。
制度面・ガバナンスにおける課題
経済・金融面での力強い成果の一方で、制度的枠組みには依然として大きな課題が残っています。現在、この指標における世界ランキングは第72位に留まっています。
総括
ベトナムは、強力な経済パフォーマンスと高度化する金融システムを武器に、新たなグローバル・オポチュニティを享受できる有利なポジションにあります。今後の長期的かつ持続的な回復力・適応力は、高度人材の育成、および投資家を保護しビジネスを最適化するための公的ガバナンスの強化をいかに進められるかにかかっていると言えるでしょう。
参照元:
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